ついにセミファットタイヤまで!規格外のアドベンチャーバイク。
発表以来多くのリアクションと話題を集めているSurly(サーリー)のGrappler(グラップラー)。27.5x2.5のタイヤが標準で取り付けられており、グラベルはもちろんツーリングやトレイルライドにも適したグラベルロード/アドベンチャーバイクです。
かなりMTB寄りながらもドロップハンドルを想定としたジオメトリとなっており、ポジションを変えながら長距離を走り切れる設計に。グラベルロードも派生・細分化してきていますが、グラップラーほどMTBに振ったモデルもめずらしいかも。ラックマウントを はじめ積載量を増やせるダボが各所に備えてあるので、キャンプツーリングも思いのままです。
これぞ融通無碍。出来ないことってナニ?
フロントフォークは片側6つのマウントを備えたリジッドフォークが。ラックやエニシングケージ、泥除けなどがマウントでき、何でも来い!な仕様になっています。リアエンドはカラテモンキーなどでお馴染みのGknot Boost(ノットブースト)が採用されており、12mmスルーなら142mmと148mmが、アダプターが前提となるもののクイックリリースでは135mmと141mmに対応。加えてトラックエンドなためチェーンテンションが調節可能となっており、シングルスピード化も容易です。
MTBさながらのワイドレシオ。でもドロップバーシフターで引けます。
シフター関連は現在注目度が高まっているMicro ShiftのアドベントX。ドロップバーシフターながらMTBコンポーネントに属するリアディレーラーを引くことができ、最大48Tのカセットスプロケットに対応します。左側は一見するとフロントディレーラー用のシフターですがリモートレバーとなっており、ドロッパーポストを操作可能。ディスクキャリパーはいずれも機械式をお使い頂けます。
ドロッパーポストを標準装備!
グラップラーはMTBでは定番となるドロッパーポストを標準装備。ハンドルから手を離すことなくサドルの位置を上げ下げできるので、山を下る際には重宝するシートポストです。タイヤはTeravailの27.5 x 2.5インチのタイヤのエーラインが採用されており、オールランドな使い方に配慮。フレーム側は最大3.0(27.5インチ)、フロントフォーク側は2.8インチまで入る設計になっています。