バイクパッキングからレースまでも。グラベルロードの理想形。
アメリカ最長のマウンテンバイクレースのために設計され、Grinduroでも話題となったSalsa Cycles(サルササイクル)のCutthroat。こちらのCutthroat C GRX 600(カットスロートC GRX 600)はカーボンフレームにシマノGRXをメインコンポに採用したグラベルロードです。高速で走るレースシーンはもとより、その積載量を活かしバイクパッキングやアドベンチャーライドでも活躍してくれます。
フレームの規格は高いスタックハイトや寝かせたヘッドアングル、前後Boost規格などロードというよりもむしろMTBといった設計。特徴的なジオメトリに加えカーボンならではの高い剛性と振動吸収性、また軽量さを備え悪路を快適かつスムーズに駆け抜けられます。
コンポ選びから見えてくる哲学。
コンポーネントにはシマノのGRXシリーズをベースに、Race Faceのコンビネーション。カットスロートCに限らず自身のグラベルロードの多くのモデルにMTB用クランクを採用しており、Salsa Cyclesの大きな特徴。強度と剛性を重視するブランドの姿勢が窺えます。
長旅を身軽に。積荷はバイクに預けて。
あらゆる場所に、という表現をしても差し支えがないほど豊富なマウントを持つカットスロートC。実用性を重視するブランドの方向性が象徴される仕様になっており、バイクパッキングのためのラックやライドアクセサリー、ボトルケージを多数マウントできます。マウントを増やすことで生産コストも重量も増えますが、ライドの可能性を限定したくないなら備えがあるほど有益に。
すっきり、でも整備はしやすく。
シフトやブレーキアウターは内装が可能。外装よりも見た目はすっきりさせつつも、ロードバイクでは主流になりつつあるフル内装に比べ整備性やコスト面でメリットあり。バランスの取れた現実的な設計と言えます。
振動吸収性を高めるクラス5™ VRS。
チェーンステー周りで見られるクラス5 Vibration Reduction Systemは、強度を保ちながらも振動吸収性を高めるSalsa Cycles独自の設計。太いタイヤとクラス5™ VRSにより長く続く悪路でも疲労が蓄積しづらく、身体的な負担を和らげます。反面BB周りはガッチリと剛性を重視。フレームのたわみや捩れなどを抑えています。
走破性と安定感をバランス良く。
サドルはWTBのサドルの中でも薄型、軽量モデルとなるSL8を。タイヤはTeravailのスパーウッドが標準で取り付けられており、29 x 2.2"のタイヤが走破性と安定感を約束します。なおタイヤクリアランスは最大で29 x 2.4"まで確保されているので、より安定感を求める方にはこちらも選択肢として。