さらなる飛躍を遂げる東京ストリート。ファニーフレームが語る美学。
オールジャパンメイドの1stモデルを発表し、東京ストリートシーンに驚きとともに迎えられた Cartel Bikes(カーテルバイク)。興奮醒めやらぬ中早くも仕掛けてきたシングルスピードが、逆スローピングのファニーフレームを用いたAvenue Lo(アヴェニューロウ)。ストリート系のブランドらしい攻撃的なフォルムに加え、シックなブラックが個人的にかなりツボ。こんな出会いがあったりするか ら、ボクらは自転車に携わっているのかもね、なんて思っちゃいました。
アヴェニューロウのいちばんの魅力は、なんといってもルックスの良さ。80〜90年代に隆盛を極めた ファニーフレームを、カーテルバイクが現代的にリファイン。それはボクらに新鮮な驚きを与えつつも、次代のストリートシーンの方向性を示唆しているのか も。カーテルバイクが見据える未来に、次の”今”があるに違いない。
モデルの身長:174cm
見られる喜び。屈指のカッコよさ!
とにかく声高に訴えたいのが、アヴェニューロウに乗ってる自分のイケてる感。スタイリッシュな自転車の特権と言うべきか、乗車時のカッコよさは他の自転車では味わえない格別なもの。かく言うボクも、ちゃっかりスタッフに写メをお願いしちゃいました。
そんな魅力とは裏腹に、ドライブトレイン周りやブレーキなんかは、まだまだブラッシュアップする余地はありそ う。フルクロモリでこの値段は破格ですが、プライスを抑えるためにパーツのグレードを落としているのは気になるところ。もう2~3万くらいアップさせて、 パーツのグレードを上げるとなお良いかも。でも、買いやすさもやっぱり重要なファクター。ピストらしくカスタムベースとして考えるなら、今の仕様に軍配が 上がるのかも?
斜に構えたやんちゃフレーム。攻める男はかくあるべし。
何度も見返しては、そのカッコよさに惚れ惚れしております。前下がりにスローピングしたトップチューブとか、それを取り巻くパーツセレクトとか。あと二ヶ月余り残しておりますが、個人的な2014年度ナンバーワンはコイツで確実な模様です。
ファニーフレームに似合う42mmのディープリムなど、初期のセッティングの的確さはKartel Bikes(カーテルバイク)の実力の一端。そのまま乗っても間違いないですが、前後で違う高さのリムにカスタムしたりして、ファニーフレームを強調したりするのもおすすめ。または、色モノを取り入れてピンプアウトしちゃったり。うーん、妄想が止まらない!