見た目は異色、中身は堅実。ギャップを楽しむディスクロード!
高い制動性と剛性、そして特徴的なグラフィックにより大きな飛躍を遂げたTempest(テンペスト)。2017年よりフラットマウントディスクブレーキや上下異型のテーパードカーボンフォーク等を採用し、一躍BombTrack(ボムトラック)のフラッグシップ・ロードバイクとしてのポジションを獲得。105をメインコンポ、ホイールにはDT Swissと信頼できる仕様でガッチリと固めています。
2017年モデルを境に大きな刷新を迎えたTempestは、2018年モデルでは小幅なジオメトリ変更などはあるものの大きな変更点は無く、従来のコンセプトを踏襲。そのぶんグラフィックでは独創的なパターンを取り入れるなど、デザイン面での取り組みに高い意識が。機材としてのスペックはもちろんですが、所有欲をくすぐるルックスもTempestの魅力です!
モデルの身長:177cm
下りで頼れる安定感。
ガッシリと剛性を持たせたBB周りやヘッド、12mmスルーアクスルなど、トラディショナルなロードバイクには無い安定感はモダンなディスクロードならでは。リムブレーキに比べ信頼性の高いディスクブレーキは、下りでのブレーキングの頻度が高いビギナーの方にもメリットの多い仕様になっています。
試走した場所は緩いアップダウンが続くカーブの多い山道でしたが、終始安定感のある走りに満足。クリテリウムを意識したというジオメトリは曲がりやすくカーブでもコントローラブルになっており、平地での加速も伸びやか。重量は9.6kg(Sサイズ)とレース向きではありませんが、長距離を楽しく走りたい方には最適です!
ある意味教本的!?ディスクロードのパーツと言えば。
105を始めとするシュアなパーツで固めたテンペストのパーツ構成は、とにかく安定・信頼感がバツグン。補修用のパーツも入手しやすく、有事の際でもアフターパーツが見つかりやすいのも嬉しい。長く乗り続けるには結構大事なポイントです。
フレームにはBombTrackのラインナップでは定番となりつつある、剛性に優れたColumbusのクロモーを採用。軽量パイプと比べると やや重量はあるものの、しなやかさと耐久性をバランス良く兼ね備えたコストパフォーマンスの高いダブルバテッド・チューブです。またフレームにはDi2や アウターを内蔵するケーブルルーティングが用意されており、拡張性や美観にも配慮が。フラットマウントディスクブレーキやスルーアクスルなど、モダンな ディスクロードの要素をくまなく網羅しています。